シンガポール ゲイラン近くでジカウィルス感染者が確認
本日シンガポール日本国大使館より「シンガポールにおけるジカウイルス感染症の発生」についての発表がありました。
概要としては28日にゲイラン近くの地域で41名のジカウィルス感染者が確認された事に対する注意喚起となります。(その後感染者は56名に増えているようです。)
置屋での感染者確認という訳ではないですが、ゲイラン地域から徒歩で15分程度の場所での事なのでゲイラン遊びにおいても十分に気をつけた方が良いですね。
以下抜粋です。
シンガポールにおけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)(その2) 2016年08月29日
1 シンガポールにおける国内感染の発生
(1)8月28日、シンガポール保健省は、国内感染によるジカウイルス感染症の感染者が41人(このうち1名は27日発表されたシンガポール在住のマレーシア人女性47歳)確認されたことを発表しました。いずれの感染者もAljunied Crescent地区又はSims Drive地区の居住者又は労働者であり、ジカウイルス感染症が発生している地域に最近渡航していないことから、シンガポール国内で感染した可能性が高いと考えられています。
保健省によれば、感染者のうち34人は既に回復しており、他の7人の感染者も、Tan Tock Seng病院において、まだ症状があるものの回復に向かっているとのことです。(2)ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染)、症状が軽いため感染に気づきにくいことがあります。しかし、妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから、特に妊娠中又は妊娠を予定している方は、流行国・地域への渡航を可能な限り控えるなど、十分な注意が必要です。ついては、シンガポールへの渡航・滞在を予定している方、既に現地に滞在されている方は、在シンガポール日本国大使館から最新情報を入手するとともに、以下2を参考に、蚊に刺されないための対策を行ってください。
(3)なお、現在中南米を中心にジカウイルス感染症が発生・流行しており、感染症危険情報(http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfolist.asp?pageno=1 )が発出されていますので、あわせてご参照ください。
また、性交渉でも感染することがわかっており(アメリカの事例)、以下のような点には気をつけた方が良いようです。
特にパートナーがいらっしゃる方は少なくとも一ヶ月程度、事態が収拾するまではゲイランに行くことは控えた方が良いかもしれません。
- 性行為の際にコンドームを使用する(性行為を控える)
- 流行地域から帰国した男性は、症状の有無にかかわらず最低8週間、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控える。
- 蚊に刺されないように長袖、虫除けスプレー等を利用する。
ジカウィルスの特徴については以下のようになっており、最近ゲイランに行った方でこれから先一ヶ月くらいは少し風邪っぽいなと感じる方は病院で検査された方が良いと思います。
- ジカウイルスに感染してから発症するまでの期間(潜伏期間)は2~12日
- 潜伏期間後2~7日で、およそ2割の人に発症すると言われている
- 発症すると軽度の発熱、発疹、結膜炎、関節痛、筋肉痛、倦怠感、頭痛等の症状を呈しますが、一般的にデング熱やチクングニア熱より軽症
ジカウィルスは症状こそ軽いものの小頭症との関係も示唆されていて、感染後2ヶ月経っても精液にウィルスが認められたという話もあるようなので、しばらくはゲイラン通いを控えるか、置屋に行っても粘膜接触(キス、ゴムなしフェラ)は控えておいた方が良いかもしれません。
続報有りましたら、また共有させて頂きます。
続報 20160901
大使館からジカ熱国内感染の現状と妊婦の感染者を確認とシンガポールにおけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)(その3)が発表されました。
これまで確認されていたAljunied Crescent地区/Sims Drive地区に加え、Kallang Way地区、Payar Lebar地区にも広がっており、感染者も累計で115人となっているそうです。
だんだん広がってきているので、しばらくは虫除けスプレーを使ったり、長袖を着たりした方が良いかもしれません。
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