読者の体験談 Ryuさん オーチャードタワーでの失敗 クレイジーホースでLBにつかまり・・・。

シンガポールをしゃぶり尽くす気満々のRyuです。

もちろんオーチャードタワーに攻め込んだ経験もありますが、結論から言うと大失敗に終わったので、ここに記します。

目標はBalibaでフィリピーナをロングでお持ち帰り、そう心に決めてオーチャードタワーに向かう。
所がまだ時間は9時を回ったところ。どう考えてもロングには時間が早過ぎる。

そこで多少落ち着いて飲めるというクレイジーホースで時間をつぶすことにする。

それでも10分置き位に代わる代わる嬢がアプローチを仕掛けてくる
嬢には申し訳がないが、本日の目標はフィリピーナなのでこんなところでつまづく訳にはいかないのだ。
普段クラブに行かない自分でも時代遅れとわかるダサい音楽に身を任せつつ、時間が過ぎるのを待つ。
しかし、その時は訪れた。

視界の端っこ、にこちらを見て小躍りをする不穏な影が映る
「またか・・・」と思いつつ断る準備を始めるが、ギャグのようにセクシーに身体を揺らしながらこちらに向かってくるその影が予想外にデカくなってくる。
デカい。。。。間違いなく180センチは超えている。

サラブレッドを彷彿とさせる完璧な褐色のプロポーション。ファッションショーで見かけるような端正な顔立ち。
しかしどこか禍々しい。

その巨大なサラブレッドはダブルサムで自分を指さすと「I’m LADYBOY（ｷﾘｯ」と言い放った。
「お前レディボーイを買うのは何度目だ？」と言葉を続ける。
「ぼぼぼぼくはゲイじゃありません 一度もレディボーイなんか買ったことありません」と許しを乞う
「そう、それなら私が一人目ね」と気にせず続けるサラブレッド
「すすすすすみません。ボクはここで時間をつぶしてるだけなんです（涙」

気にせず抱き着いてくるサラブレッド
耳の穴に舌を差し込んできてありえない誘惑を続けてくる。

元から長身の女子が好みの自分の心の中に「あら良いですね」の波が襲ってくる。

とうとうディープキスをされ、抵抗する気力が失せてきてしまった。
負けじと男の口の中に舌を差し込んでいる自分がそこにいた。

フィリピーナという本日の目的を辛うじて思い出し、最後の言葉を振り絞る
「お金を払うからどこかに行ってくれ」
不本意ながらもディープキスというサービスを受けてしまった以上、その対価は支払わなくてはいけないという善良な日本人の心がこの言葉を発する後押しとなった。

しかしながら、その言葉を聞いたサラブレッドは
「お金を払うからどこかに行こう」
と勘違いをしたのだろう。
巨体に似合わぬ可愛い小躍りをして「今から準備するから待っていて」とトイレに向かって走りだした。
これが最後のチャンスだと防衛本能が頭の中でサイレンを鳴らす
その場に気持ちばかりの紙幣を置いて、走ってタワーの外に出る。

大急ぎで捕まえたタクシーの窓には口紅だらけの自分の顔が映っていた。
傍から見れば非常に滑稽な話であるが、今思い出すだけでも心臓がキューっと痛くなるトラウマ経験です。